病院指標
- 年齢階級別退院患者数
- 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
- 成人市中肺炎の重症度別患者数等
- 脳梗塞の患者数等
- 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
医療の質指標
- リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
- 血液培養2セット実施率
- 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
- 転倒・転落発生率
- 転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率
- 手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率
- d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率
- 65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合
- 身体的拘束の実施率
年齢階級別退院患者数
年齢区分 | 0~ | 10~ | 20~ | 30~ | 40~ | 50~ | 60~ | 70~ | 80~ | 90~ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
患者数 | 124 | 236 | 243 | 447 | 553 | 991 | 1322 | 2485 | 2396 | 502 |
令和6年度の退院患者数を年齢階級別(10歳刻み)に集計しています。
年齢は入院時の満年齢ですが、70歳以上が全体の58%を占めております。
年齢は入院時の満年齢ですが、70歳以上が全体の58%を占めております。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
0400802499x0xx | 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上)-手術なし-処置2:なし | 132 | 23.94 | 16.40 | 11.36% | 84.70 | |
040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎-手術なし-処置2:なし | 123 | 32.50 | 20.78 | 28.46% | 84.73 | |
050130xx9900x0 | 心不全-手術なし-処置1:なし-処置2:なし-他の病院・診療所の病棟からの転院以外 | 95 | 26.73 | 17.33 | 13.68% | 85.61 | |
110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症-手術なし | 54 | 14.57 | 13.66 | 5.56% | 78.93 | |
070320xx99xxxx | 筋拘縮・萎縮-手術なし | 41 | 46.46 | 25.21 | 36.59% | 84.02 |
80歳以上の高齢者の呼吸器疾患が最も多く、その多くが誤嚥性肺炎や急性肺炎、細菌性肺炎などの市中肺炎となっております。
次いで、手術や処置を必要としないうっ血性心不全が多く、平均在院日数についても、全国と比較すると、少し長期化していることが分かります。
次いで、手術や処置を必要としないうっ血性心不全が多く、平均在院日数についても、全国と比較すると、少し長期化していることが分かります。
小児科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
0400801199x0xx | 肺炎等(1歳以上15歳未満)-手術なし-処置2:なし | 29 | 5.86 | 5.61 | 3.45% | 5.10 | |
140010x199x0xx | 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(2500g以上)-手術なし-処置2:なし | 14 | 4.86 | 6.11 | 7.14% | 0.00 | |
040090xxxxxxxx | 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) | 11 | 5.91 | 6.22 | 9.09% | 1.27 | |
060380xxxxx0xx | ウイルス性腸炎-処置2:なし | – | – | 5.55 | – | – | |
040070xxxxx0xx | インフルエンザ、ウイルス性肺炎-処置2:なし | – | – | 6.98 | – | – |
小児科では地域のクリニックや診療所と連携して、入院治療や検査が必要なお子様を中心に診療を行っています。
入院では、幼児期における呼吸器疾患(肺炎、気管支炎)が最も多く約3割を占めており、次いで、新生児黄疸となっております。
※10人未満の場合は「-(ハイフン)」を表記
入院では、幼児期における呼吸器疾患(肺炎、気管支炎)が最も多く約3割を占めており、次いで、新生児黄疸となっております。
※10人未満の場合は「-(ハイフン)」を表記
外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060160x001xxxx | 鼠径ヘルニア(15歳以上)-ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 | 113 | 4.69 | 4.54 | 0.00% | 71.92 | |
060170xx02xx0x | 閉塞、壊疽のない腹腔のヘルニア-ヘルニア手術 腹壁瘢痕ヘルニア等-副病:なし | 11 | 5.91 | 6.85 | 0.00% | 61.55 | |
060100xx01xxxx | 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。)-内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 | – | – | 2.57 | – | – | |
120250xx97x0xx | 生殖・月経周期に関連する病態-その他の手術あり-処置2:なし | – | – | 4.05 | – | – | |
060130xx9900xx | 食道、胃、十二指腸、他腸の炎症(その他良性疾患)-手術なし-処置1:なし-処置2:なし | – | – | 7.67 | – | – |
一般外科として集計しており、消化器外科とは別に集計しております。
鼠径ヘルニアに対する手術症例が最も多く、全体の約8割を占めております。
※10人未満の場合は「-(ハイフン)」を表記
鼠径ヘルニアに対する手術症例が最も多く、全体の約8割を占めております。
※10人未満の場合は「-(ハイフン)」を表記
整形外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
160620xx01xxxx | 肘、膝の外傷(スポーツ障害等を含む。)-腱縫合術等 | 148 | 10.03 | 12.71 | 0.00% | 31.17 | |
160800xx02xxxx | 股関節・大腿近位の骨折-人工骨頭挿入術 肩、股等 | 141 | 28.83 | 25.29 | 61.70% | 83.18 | |
160610xx01xxxx | 四肢筋腱損傷-関節鏡下肩腱板断裂手術等 | 95 | 12.13 | 16.15 | 0.00% | 65.47 | |
160760xx01xxxx | 前腕の骨折-骨折観血的手術 前腕、下腿、手舟状骨等 | 67 | 5.63 | 5.95 | 2.99% | 64.28 | |
160720xx01xxxx | 肩関節周辺の骨折・脱臼-骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿等 | 60 | 13.70 | 14.04 | 15.00% | 67.78 |
患者さんの年齢階層が幅広く、若年層では膝の前十字靭帯や半月板損傷などのスポーツ障害が圧倒的に多く、リハビリテーション部門と連携をとり、それぞれのレベルに合わせスポーツ復帰に向けた治療を行っています。一方、高齢者においては大腿骨近位部骨折が多く、術後の管理やリハビリについて患者さんの居住地の病院・診療所との連携を有効に図っていることから、転院率も60%を超えております。また、働き盛りの中年層では、四肢の骨折・損傷に対する手術例が多く、低侵襲手術を積極的に取り入れ、早期に社会復帰できるように取り組んでおります。
形成外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
020230xx97x0xx | 眼瞼下垂-手術あり-処置2:なし | 32 | 2.38 | 2.74 | 0.00% | 74.72 | |
070010xx970xxx | 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。)-手術あり-処置1:なし | 21 | 6.14 | 4.65 | 0.00% | 52.29 | |
080007xx010xxx | 皮膚の良性新生物-皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等-処置1:なし | – | – | 3.77 | – | – | |
020320xx97xxxx | 眼瞼、涙器、眼窩の疾患-手術あり | – | – | 3.08 | – | – | |
080006xx01x0xx | 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外)-皮膚悪性腫瘍切除術等-処置2:なし | – | – | 6.92 | – | – |
形成外科では身体の表面に生じた異常、変形、欠損、あるいは整容的な不満足に対して、修復、再建を行っております。全体の5割近くが高齢者の眼瞼下垂の手術例であり、次いで顔面や四肢、体幹の皮下腫瘍に対する手術症例となっております。
※10人未満の場合は「-(ハイフン)」を表記
※10人未満の場合は「-(ハイフン)」を表記
脳神経外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
010060xx99x20x | 脳梗塞-手術なし-処置2:2あり-副病:なし | 139 | 21.71 | 16.94 | 39.57% | 75.72 | |
160100xx97x00x | 頭蓋・頭蓋内損傷-その他の手術あり-処置2:なし-副病:なし | 73 | 8.49 | 9.83 | 8.22% | 74.19 | |
010040x099000x | 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満)-手術なし-処置1:なし-処置2:なし-副病:なし | 71 | 24.76 | 18.68 | 60.56% | 66.69 | |
010060xx99x40x | 脳梗塞-手術なし-処置2:4あり-副病:なし | 60 | 22.85 | 16.89 | 50.00% | 75.53 | |
010030xx991xxx | 未破裂脳動脈瘤-手術なし-処置1:あり | 47 | 2.04 | 2.86 | 0.00% | 64.09 |
脳卒中疾患が最も多く、その中でも手術は施行せずエダラボン等の薬物治療、リハビリテーション施行を行った脳梗塞、脳出血などが該当します。このほか、外傷性慢性硬膜下血腫に対する穿頭血腫除去術や未破裂脳動脈瘤に対して、脳血管を詳細に評価することを目的とした造影剤注入(DSA)の検査入院の症例も多くなっております。
心臓血管外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
050163xx9910xx | 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤-手術なし-処置1:1あり-処置2:なし | 28 | 4.86 | 4.39 | 3.57% | 77.43 | |
050161xx9901xx | 大動脈解離-手術なし-処置1:なし-処置2:1あり | 26 | 18.65 | 19.87 | 3.85% | 76.42 | |
050163xx03x0xx | 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤-ステントグラフト内挿術-処置2:なし | 22 | 9.46 | 10.18 | 0.00% | 81.27 | |
050080xx0101xx | 弁膜症(連合弁膜症を含む。)-ロス手術(自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術)等-処置1:なし-処置2:1あり | 16 | 30.06 | 20.84 | 6.25% | 74.75 | |
050161xx01x1xx | 大動脈解離-大動脈瘤切除術(吻合又は移植を含む。) 上行大動脈及び弓部大動脈の同時手術等-処置2:1あり | 16 | 30.31 | 29.35 | 18.75% | 65.94 |
非破裂性の胸部・腹部大動脈瘤、腸骨動脈瘤、急性大動脈解離の加療入院や大動脈弁閉鎖不全や僧帽弁閉鎖不全などの心臓弁膜症に対する手術症例が上位に挙げられます。
手術後はリハビリテーション部門との連携により、患者さんの体力向上、日常生活の向上を目標に早期退院にも繋げています。
緊急治療を要する「急性大動脈解離、胸部大動脈切迫破裂、腹部大動脈破裂」などについては、24時間対応しています。
手術後はリハビリテーション部門との連携により、患者さんの体力向上、日常生活の向上を目標に早期退院にも繋げています。
緊急治療を要する「急性大動脈解離、胸部大動脈切迫破裂、腹部大動脈破裂」などについては、24時間対応しています。
産婦人科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
120070xx02xxxx | 卵巣の良性腫瘍-卵巣部分切除術(腟式を含む。) 腹腔鏡によるもの等 | 68 | 5.07 | 5.97 | 0.00% | 45.10 | |
120060xx01xxxx | 子宮の良性腫瘍-子宮全摘術等 | 65 | 8.83 | 9.20 | 0.00% | 43.77 | |
120140xxxxxxxx | 流産 | 52 | 1.31 | 2.44 | 0.00% | 35.81 | |
120060xx02xxxx | 子宮の良性腫瘍-腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 | 43 | 4.93 | 5.88 | 0.00% | 43.98 | |
120180xx01xxxx | 胎児及び胎児付属物の異常-子宮全摘術等 | 41 | 9.20 | 9.40 | 0.00% | 34.63 |
良性の婦人科腫瘍(子宮筋腫、卵巣嚢腫)に対する手術症例が全体の3割以上を占めておりますが、侵襲性の低い腹腔鏡下手術、開腹手術いずれにおいても全国平均在院日数と比較して大きな差がない入院期間となっております。また、稽留流産の手術症例も上位に挙げられます。
眼科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
020110xx97xxx0 | 白内障、水晶体の疾患-手術あり-片眼 | 587 | 2.00 | 2.49 | 0.17% | 77.36 | |
020110xx97xxx1 | 白内障、水晶体の疾患-手術あり-両眼 | – | – | 4.29 | – | – | |
020110xx99xxxx | 白内障、水晶体の疾患-手術なし | – | – | 2.37 | – | – | |
020130xxxxxxxx | 後部・汎ぶどう膜炎 | – | – | 14.36 | – | – | |
10007xxxxxx0xx | 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)-処置2:なし | – | – | 10.46 | – | – |
白内障に対する手術症例が99%を占めております。片目の場合は1泊2日の短期入院、両目の場合は2泊3日の入院となっております。
※10人未満の場合は「-(ハイフン)」を表記
※10人未満の場合は「-(ハイフン)」を表記
泌尿器科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
110080xx991xxx | 前立腺の悪性腫瘍-手術なし-処置1:あり | 69 | 2.10 | 2.45 | 0.00% | 71.23 | |
110200xx02xxxx | 前立腺肥大症等-経尿道的前立腺手術等 | 45 | 10.78 | 7.77 | 0.00% | 76.09 | |
11012xxx02xx0x | 上部尿路疾患-経尿道的尿路結石除去術-副病:なし | 34 | 5.53 | 5.16 | 0.00% | 61.91 | |
120090xx97xxxx | 生殖器脱出症-手術あり | 33 | 5.30 | 7.74 | 0.00% | 75.85 | |
110070xx03x0xx | 膀胱腫瘍-膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術-処置2:なし | 23 | 8.30 | 6.81 | 0.00% | 75.74 |
一般泌尿器科では男性生殖器の疾患が全体の約3割を占めており、その大半が前立腺癌疑いに対する生検目的での入院、前立腺肥大症に対する手術症例となります。このほか、尿管結石、膀胱癌に対する手術症例も上位に挙げられます。また、当院では“女性泌尿器科”という専門分野で、生活の質を低下させてしまう女性の泌尿生殖器周りの障害を扱っております。骨盤臓器脱の中でも膀胱瘤に対する手術症例が最も多くなっております。
循環器内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
050050xx0200xx | 狭心症、慢性虚血性心疾患-経皮的冠動脈形成術等-処置1:なし、1,2あり-処置2:なし | 215 | 3.76 | 4.18 | 3.26% | 71.78 | |
050070xx03x0xx | 頻脈性不整脈-経皮的カテーテル心筋焼灼術-処置2:なし | 178 | 5.48 | 4.47 | 1.12% | 71.12 | |
050050xx9920xx | 狭心症、慢性虚血性心疾患-手術なし-処置1:2あり-処置2:なし | 158 | 2.70 | 3.27 | 0.00% | 72.01 | |
050030xx03000x | 急性心筋梗塞(続発性合併症を含む。)、再発性心筋梗塞-経皮的冠動脈形成術等-処置1:なし、1あり-処置2:なし-副病:なし | 115 | 9.37 | 11.37 | 3.48% | 71.02 | |
050050xx9910xx | 狭心症、慢性虚血性心疾患-手術なし-処置1:1あり-処置2:なし | 114 | 2.80 | 3.07 | 2.63% | 68.61 |
狭心症や急性心筋梗塞といった虚血性心疾患が約5割を占めており、その半数以上がカテーテル治療のための入院となります。
また、不整脈の一つである心房細動や発作性上室頻拍に対する経皮的カテーテルアブレーションの治療症例は前年度の1.3倍近く多くなっております。
当施設では、循環器内科と心臓血管外科が緊密に連携し、心臓血管センターを設置しております。 24時間365日を目指し、緊急カテーテル治療から外科的緊急手術まで、幅広く循環器疾患に対応できるように、救急体制を整えています。
また、不整脈の一つである心房細動や発作性上室頻拍に対する経皮的カテーテルアブレーションの治療症例は前年度の1.3倍近く多くなっております。
当施設では、循環器内科と心臓血管外科が緊密に連携し、心臓血管センターを設置しております。 24時間365日を目指し、緊急カテーテル治療から外科的緊急手術まで、幅広く循環器疾患に対応できるように、救急体制を整えています。
救急科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
030400xx99xxxx | 前庭機能障害-手術なし | 46 | 5.07 | 4.67 | 0.00% | 70.07 | |
161020xxxxx00x | 体温異常-処置2:なし-副病:なし | 12 | 5.42 | 6.53 | 0.00% | 62.50 | |
161070xxxxx00x | 薬物中毒(その他の中毒)-処置2:なし-副病:なし | 10 | 2.00 | 3.58 | 0.00% | 41.50 | |
100380xxxxxxxx | 体液量減少症 | – | – | 10.26 | – | – | |
160400xx99x0xx | 胸郭・横隔膜損傷-手術なし-処置2:なし | – | – | 9.39 | – | – |
平日昼間における救急搬送患者の初期診療は救急科専従医が対応し、初療のあと更に専門的な治療が必要な場合は各診療科がシームレスに(継ぎ目なく)治療を引き継ぎ高度な医療を提供しております。
救急科としての入院は、末梢性めまいや熱中症が上位に挙げられます。
※10人未満の場合は「-(ハイフン)」を表記
救急科としての入院は、末梢性めまいや熱中症が上位に挙げられます。
※10人未満の場合は「-(ハイフン)」を表記
消化器内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060100xx01xxxx | 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。)-内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 | 452 | 2.15 | 2.57 | 0.00% | 68.29 | |
060340xx03x00x | 胆管(肝内外)結石、胆管炎-限局性腹腔膿瘍手術等-処置2:なし-副病:なし | 178 | 6.08 | 8.88 | 1.69% | 74.50 | |
060102xx02xxxx | 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患-小腸結腸内視鏡的止血術等 | 61 | 6.39 | 9.27 | 0.00% | 71.74 | |
060102xx99xxxx | 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患-手術なし | 37 | 6.08 | 7.60 | 0.00% | 66.43 | |
060020xx04xxxx | 胃の悪性腫瘍-内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 | 34 | 5.82 | 7.45 | 0.00% | 75.53 |
消化管(食道、胃、十二指腸、小腸、大腸)、肝・胆・膵の疾患の検査と治療を行っておりますが、中でも大腸ポリープに対する内視鏡的治療の症例が3割以上を占めております。次いで、総胆管結石症、総胆管結石性胆管炎に対する内視鏡治療、大腸憩室症の治療症例、早期胃癌に対する内視鏡治療の症例が上位に挙げられます。
消化器外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060330xx02xxxx | 胆嚢疾患(胆嚢結石など)-腹腔鏡下胆嚢摘出術等 | 71 | 5.48 | 5.99 | 0.00% | 59.49 | |
060100xx01xxxx | 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。)-内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 | 70 | 2.19 | 2.57 | 0.00% | 71.29 | |
060335xx0200xx | 胆嚢炎等-腹腔鏡下胆嚢摘出術等-処置1:なし-処置2:なし | 59 | 7.14 | 7.05 | 0.00% | 66.03 | |
060150xx03xxxx | 虫垂炎-虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 | 49 | 5.10 | 5.32 | 0.00% | 44.76 | |
060035xx0100xx | 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍-結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等-処置1:なし-処置2:なし | 48 | 14.06 | 14.81 | 2.08% | 73.35 |
一般外科とは別に、消化器外科として集計しております。
胆嚢結石症、胆石性急性胆嚢炎に対する手術、大腸の良性・悪性腫瘍に対する手術症例、急性虫垂炎が上位に挙げられます。いずれも侵襲性の低い腹腔鏡下手術、内視鏡治療となっております。
胆嚢結石症、胆石性急性胆嚢炎に対する手術、大腸の良性・悪性腫瘍に対する手術症例、急性虫垂炎が上位に挙げられます。いずれも侵襲性の低い腹腔鏡下手術、内視鏡治療となっております。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
初発 | 再発 | 病期分類 基準(※) |
版数 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
胃癌 | 35 | – | – | 29 | – | 10 | 1 | 8 |
大腸癌 | 20 | 29 | 39 | 27 | 21 | 13 | 2 | 9 |
乳癌 | – | – | – | – | – | – | – | – |
肺癌 | – | – | – | 11 | – | – | 1 | 8 |
肝癌 | – | – | – | – | – | – | 2 | 6 |
当院は千葉県がん診療連携協力病院(胃・大腸)と指定されており、消化器癌の治療を多く行っております。
胃癌・大腸癌に対しては、内視鏡治療のほか、侵襲性の低い腹腔鏡下手術、開腹手術、抗がん剤治療など、各ステージや患者さんの状態に合わせた幅広い治療を行っております。
肺癌で患者数として計上されているものは、他施設との連携により抗がん剤治療の症例や経過観察の症例と言えます。
※10人未満の場合は「-(ハイフン)」を表記
胃癌・大腸癌に対しては、内視鏡治療のほか、侵襲性の低い腹腔鏡下手術、開腹手術、抗がん剤治療など、各ステージや患者さんの状態に合わせた幅広い治療を行っております。
肺癌で患者数として計上されているものは、他施設との連携により抗がん剤治療の症例や経過観察の症例と言えます。
※10人未満の場合は「-(ハイフン)」を表記
成人市中肺炎の重症度別患者数等
患者数 | 平均 在院日数 |
平均年齢 | |
---|---|---|---|
軽症 | 19 | 9.95 | 48.16 |
中等症 | 77 | 19.94 | 76.36 |
重症 | 32 | 25.63 | 83.38 |
超重症 | 19 | 22.32 | 85.16 |
不明 | – | – | – |
市中肺炎とは普段の社会生活の中で罹る肺炎のことであり、成人市中肺炎診療ガイドライン(日本呼吸器学会)による重症度分類を用いて集計しています。
この指標では、入院中に発症した肺炎(院内肺炎)、食べ物の誤嚥による肺炎などは集計対象外となっております。
重症度で見ますと、中等症の患者さんが多い傾向であり、年齢層では70歳代後半以降の高齢になるほど重症度は高くなり、治療を要する期間も長くなっている傾向があります。
※10人未満の場合は「-(ハイフン)」を表記
この指標では、入院中に発症した肺炎(院内肺炎)、食べ物の誤嚥による肺炎などは集計対象外となっております。
重症度で見ますと、中等症の患者さんが多い傾向であり、年齢層では70歳代後半以降の高齢になるほど重症度は高くなり、治療を要する期間も長くなっている傾向があります。
※10人未満の場合は「-(ハイフン)」を表記
脳梗塞の患者数等
発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
---|---|---|---|---|
3日以内 | 245 | 26.03 | 77.07 | 38.85% |
その他 | 33 | 17.79 | 73.03 | 6.12% |
脳梗塞は脳神経外科・神経内科に入院されます。
3日以内の発症は脳梗塞全体の約9割に相当し、急性期脳梗塞に対する治療としては、薬物療法(エダラボン、t-PA静注法など)、経皮的脳血栓回収術なども行っております。
自宅への退院が困難な患者さんには地域連携パスの活用により、急性期後のリハビリテーションが行える回復期リハビリ病棟のある病院へ転院されます。
3日以内の発症は脳梗塞全体の約9割に相当し、急性期脳梗塞に対する治療としては、薬物療法(エダラボン、t-PA静注法など)、経皮的脳血栓回収術なども行っております。
自宅への退院が困難な患者さんには地域連携パスの活用により、急性期後のリハビリテーションが行える回復期リハビリ病棟のある病院へ転院されます。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K6335 | 鼠径ヘルニア手術 | 65 | 1.06 | 2.55 | 0.00% | 71.40 | |
K634 | 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) | 51 | 1.00 | 2.73 | 0.00% | 70.63 | |
K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) | – | – | – | – | – | |
K6331 | 腹壁瘢痕ヘルニア手術 | – | – | – | – | – | |
K6333 | 臍ヘルニア手術 | – | – | – | – | – |
一般外科として集計しております。
鼠径ヘルニアに対する手術が9割近くを占めており、開腹手術と侵襲性の低い腹腔鏡下手術となります。
※10人未満の場合は「-(ハイフン)」を表記
鼠径ヘルニアに対する手術が9割近くを占めており、開腹手術と侵襲性の低い腹腔鏡下手術となります。
※10人未満の場合は「-(ハイフン)」を表記
整形外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K0461 | 骨折観血的手術(大腿) etc. | 136 | 2.66 | 18.27 | 42.65% | 73.49 | |
K0821 | 人工関節置換術(膝) etc. | 136 | 1.79 | 16.95 | 11.76% | 74.04 | |
K0462 | 骨折観血的手術(前腕) etc. | 126 | 2.32 | 5.27 | 3.17% | 58.45 | |
K0483 | 骨内異物(挿入物)除去術(下腿) etc. | 89 | 0.99 | 1.26 | 0.00% | 45.90 | |
K079-21 | 関節鏡下靱帯断裂形成手術(十字靱帯) | 80 | 1.21 | 9.21 | 0.00% | 27.50 |
整形外科では、骨・関節・脊椎など「運動器」の疾患・障害を扱っております。スポーツ整形、肩・肘関節、脊椎、手外科、人工関節など多くの専門領域に特化した医師が在籍し、専門性の高い診療を受けることを可能としております。そういう中で、高齢者の大腿骨近位部骨折や変形性膝関節症に対する手術が上位を占めております。また、スポーツ傷害の一つと言える膝の前十字靭帯損傷に対する関節鏡視下手術も多数行っており、リハビリテーション部門と連携をとりそれぞれのレベルに合わせスポーツ復帰に向けた治療を行っております。
形成外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K2191 | 眼瞼下垂症手術(眼瞼挙筋前転法) | 16 | 0.50 | 1.00 | 0.00% | 73.81 | |
K2193 | 眼瞼下垂症手術(その他) | 15 | 0.27 | 1.00 | 0.00% | 75.27 | |
K0062 | 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm以上6cm未満) | – | – | – | – | – | |
K0063 | 皮下腫瘍摘出術(露出外)(長径6㎝以上12cm未満) | – | – | – | – | – | |
K2173 | 眼瞼内反症手術(眼瞼下制筋前転法) | – | – | – | – | – |
眼瞼下垂や皮膚・皮下腫瘍に対する手術を多く行っております。
※10人未満に場合は「-(ハイフン)」を表記
※10人未満に場合は「-(ハイフン)」を表記
脳神経外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K164-2 | 慢性硬膜下血腫洗浄・除去術(穿頭) etc. | 75 | 0.67 | 10.16 | 13.33% | 75.71 | |
K1781 | 脳血管内手術(1箇所) | 35 | 1.23 | 16.74 | 11.43% | 61.49 | |
K178-4 | 経皮的脳血栓回収術 | 20 | 0.25 | 31.65 | 65.00% | 81.55 | |
K1783 | 脳血管内手術(脳血管内ステント) | 15 | 0.93 | 17.93 | 6.67% | 65.87 | |
K164-5 | 内視鏡下脳内血腫除去術 | 13 | 1.39 | 44.69 | 92.31% | 68.62 |
慢性硬膜下血腫に対する手術が最も多く、次いで、脳動脈瘤に対するカテーテルを用いた脳血管内手術が上位に挙げられます。また、脳卒中と言われる脳梗塞や脳出血に対する経皮的脳血栓回収術、内視鏡下脳内血腫除去術の症例では、地域連携パスの活用により転院率が高い割合となっております。
心臓血管外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K5522 | 冠動脈、大動脈バイパス移植術(2吻合以上) | 32 | 6.06 | 22.72 | 18.75% | 68.88 | |
K5551 | 弁置換術(1弁) | 16 | 4.06 | 23.63 | 18.75% | 72.25 | |
K5601ニ | 大動脈瘤切除術(上行)(その他) | 15 | 0.80 | 25.00 | 20.00% | 68.07 | |
K5612ロ | ステントグラフト内挿術(腹部大動脈) | 14 | 1.29 | 5.50 | 0.00% | 83.21 | |
K5607 | 大動脈瘤切除術(腹部大動脈(その他)) | – | – | – | – | – |
狭心症、急性心筋梗塞に対する外科的治療(冠動脈バイパス術)が最も多く、次いで、心臓弁膜症、腹部大動脈瘤に対する手術が上位に挙げられます。この弁膜症、急性大動脈解離等の人工心肺を必要とする手術も、臨床工学技士の高度な対外循環技術により良好な治療成績を得ております。
※10人未満に場合は「-(ハイフン)」を表記
※10人未満に場合は「-(ハイフン)」を表記
産婦人科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K8882 | 子宮附属器腫瘍摘出術(両側,腹腔鏡) etc. | 77 | 0.95 | 3.12 | 0.00% | 44.14 | |
K9091イ | 流産手術(妊娠11週まで)(手動真空吸引法) | 47 | 0.04 | 0.13 | 0.00% | 35.87 | |
K8982 | 帝王切開術(選択帝王切開) | 39 | 1.74 | 6.95 | 0.00% | 35.00 | |
K877 | 子宮全摘術 | 34 | 1.00 | 7.00 | 0.00% | 48.32 | |
K877-2 | 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 | 30 | 1.00 | 4.10 | 0.00% | 44.73 |
良性の卵巣腫瘍に対する侵襲性の低い腹腔鏡下手術、子宮筋腫に対する開腹および腹腔鏡下膣式手術など婦人科手術が上位を占めており、次いで、流産、帝王切開術となっております。
産婦人科では、内視鏡手術、不妊治療、分娩まで専門的かつ一貫した治療を受けることが可能です。そのため、悪性腫瘍などの一部の疾患につきましては、より専門的な治療を受けられる近隣の医療機関をご紹介させていただいております。
産婦人科では、内視鏡手術、不妊治療、分娩まで専門的かつ一貫した治療を受けることが可能です。そのため、悪性腫瘍などの一部の疾患につきましては、より専門的な治療を受けられる近隣の医療機関をご紹介させていただいております。
眼科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K2821ロ | 水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(その他) | 590 | 0.02 | 1.00 | 0.00% | 77.37 | |
K279 | 硝子体切除術 | – | – | – | – | – | |
K2822 | 水晶体再建術(眼内レンズを挿入しない) | – | – | – | – | – | |
白内障手術を主として行っておりますが、翼状片・霰粒腫などの外眼部手術も行っております。
白内障手術の際は、1泊2日の入院もしくは日帰り手術を選択できます。また、多焦点眼内レンズを使用する白内障手術も行っております。
※10人未満に場合は「-(ハイフン)」を表記
白内障手術の際は、1泊2日の入院もしくは日帰り手術を選択できます。また、多焦点眼内レンズを使用する白内障手術も行っております。
※10人未満に場合は「-(ハイフン)」を表記
泌尿器科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K7811 | 経尿道的尿路結石除去術(レーザー) | 33 | 1.46 | 2.67 | 0.00% | 61.24 | |
K8036イ | 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) | 33 | 1.06 | 5.94 | 0.00% | 77.15 | |
K841-5 | 経尿道的前立腺核出術 | 25 | 1.60 | 8.56 | 0.00% | 74.76 | |
K802-21 | 膀胱脱手術(メッシュ使用) | 18 | 1.17 | 3.33 | 0.00% | 74.61 | |
K8232 | 尿失禁手術(その他) | 16 | 1.31 | 2.25 | 0.00% | 63.13 |
尿管結石症や前立腺肥大症に対する経尿道的手術、膀胱癌に対する内視鏡を用いた手術が主な手術として上位に挙げられます。また、女性泌尿器科領域である膀胱脱に対する手術や尿失禁に対する手術は前年より増加しております。
循環器内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K5951 | 経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺、心外膜アプローチ) | 181 | 2.25 | 3.53 | 1.66% | 71.77 | |
K5493 | 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) | 169 | 0.92 | 2.69 | 1.78% | 71.85 | |
K616 | 四肢の血管拡張術・血栓除去術 | 73 | 0.95 | 3.95 | 2.74% | 73.01 | |
K5461 | 経皮的冠動脈形成術(急性心筋梗塞) | 69 | 0.07 | 11.26 | 5.80% | 69.43 | |
K5492 | 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症) | 43 | 0.12 | 8.30 | 2.33% | 73.05 |
狭心症や急性心筋梗塞などの虚血性心疾患に対する経皮的冠動脈ステント留置術や経皮的冠動脈形成術を多数行っておりますが、心房細動に対する治療で経皮的カテーテルアブレーションが上位に挙げられます。2025年1月からはこれまでのアブレーションに加え、新たに「パルスフィールドアブレーション(PFA)」による治療を開始し、これは食道や神経などへの障害(合併症)を最小限に抑えることができる革新的なカテーテル治療法となります。
消化器内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) | 417 | 0.00 | 1.02 | 0.00% | 68.58 | |
K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | 146 | 0.96 | 7.92 | 3.42% | 75.11 | |
K722 | 小腸結腸内視鏡的止血術 | 64 | 0.88 | 4.47 | 1.56% | 71.03 | |
K6852 | 内視鏡的胆道結石除去術(その他) | 40 | 0.03 | 1.93 | 2.50% | 70.23 | |
K7212 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm以上) | 38 | 0.00 | 2.68 | 0.00% | 66.32 |
胃・大腸のポリープや早期癌の内視鏡的切除を多く行っており、総胆管結石や膵癌・胆管などの胆膵疾患に対しては、超音波内視鏡(EUS)などの最新の機器を用いた検査や内視鏡治療(結石砕石術やステント留置など)を行っております。このほか、GIST(消化管間質性腫瘍)などの胃粘膜下腫瘍に対する超音波内視鏡を用いた検査や生検を行い、消化器外科と合同で腹腔鏡下での切除も行っております。
消化器外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K672-2 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 | 134 | 1.16 | 4.50 | 0.00% | 62.69 | |
K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) | 72 | 0.06 | 1.39 | 0.00% | 72.07 | |
K718-21 | 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) | 48 | 0.60 | 3.31 | 0.00% | 44.88 | |
K719-3 | 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 | 40 | 2.90 | 10.60 | 5.00% | 74.38 | |
K714 | 腸閉塞症手術(腸管癒着症手術) etc. | 15 | 1.93 | 16.20 | 20.00% | 75.93 |
主に胃や大腸の消化管及び肝臓、胆嚢、膵臓など腹部の治療を行っております。
中でも、胆嚢結石症、急性胆嚢炎に対する侵襲性の低い腹腔鏡下手術が最も多く、次いで、大腸ポリープに対する内視鏡的治療、急性虫垂炎、大腸癌に対する侵襲性の低い腹腔鏡下手術で早期退院を可能としております。
中でも、胆嚢結石症、急性胆嚢炎に対する侵襲性の低い腹腔鏡下手術が最も多く、次いで、大腸ポリープに対する内視鏡的治療、急性虫垂炎、大腸癌に対する侵襲性の低い腹腔鏡下手術で早期退院を可能としております。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
---|---|---|---|---|
130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | – | – |
異なる | 12 | 0.13% | ||
180010 | 敗血症 | 同一 | 19 | 0.20% |
異なる | 41 | 0.44% | ||
180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | – | – |
異なる | – | – | ||
180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | 18 | 0.19% |
異なる | – | – |
播種性血管内凝固症候群、敗血症、その他の真菌感染症、手術・処置等の合併症の患者数と発生率を集計しております。
指標に示される傷病名については以下のとおりです。
1.播種性血管内凝固症候群:感染症によって起こる全身性の重症な病態です。
2.敗血症:感染症によって起こる全身炎症反応の重症な病態です。
3.その他の真菌感染症:真菌による感染症
4.手術・処置等の合併症:手術や処置などに一定割合で発症してしまう病態であり、術後出血や創部感染などが挙げられます。
合併症はどのような術式や患者さんでも一定の確率で起こり得るもので、医療ミスとは異なります。
医療資源を最も投入した病名と入院の契機となった病名(DPC6桁レベル)が「同一」か「異なる」に分けて集計しています。
いずれの病態も一定の確率で発生し得るものです。
重症の救急患者、高齢者、緊急手術等の症例数の増加とともに、これらの発生件数が多くなる傾向があります。
※10人未満の場合は「-(ハイフン)」を表記
指標に示される傷病名については以下のとおりです。
1.播種性血管内凝固症候群:感染症によって起こる全身性の重症な病態です。
2.敗血症:感染症によって起こる全身炎症反応の重症な病態です。
3.その他の真菌感染症:真菌による感染症
4.手術・処置等の合併症:手術や処置などに一定割合で発症してしまう病態であり、術後出血や創部感染などが挙げられます。
合併症はどのような術式や患者さんでも一定の確率で起こり得るもので、医療ミスとは異なります。
医療資源を最も投入した病名と入院の契機となった病名(DPC6桁レベル)が「同一」か「異なる」に分けて集計しています。
いずれの病態も一定の確率で発生し得るものです。
重症の救急患者、高齢者、緊急手術等の症例数の増加とともに、これらの発生件数が多くなる傾向があります。
※10人未満の場合は「-(ハイフン)」を表記
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが 「中」以上の手術を施行した 退院患者数(分母) |
分母のうち、肺血栓塞栓症の 予防対策が実施された患者数(分子) |
リスクレベルが「中」以上の手術を 施行した患者の肺血栓塞栓症の 予防対策の実施率 |
---|---|---|
1,598 | 1,082 | 67.71% |
血液培養2セット実施率
血液培養オーダー日数(分母) | 血液培養オーダーが1日に 2件以上ある日数(分子) |
血液培養2セット実施率 |
---|---|---|
2,007 | 1,779 | 88.63% |
広域抗菌薬を使用する際、投与開始時に血液培養検査を行うことは、望ましいプラクティスとなります。また、血液培養は1 セットのみの場合の偽陽性による過剰治療を防ぐため、2 セット以上行うことが推奨されています。
広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
広域スペクトルの抗菌薬が 処方された退院患者数(分母) |
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日 までの間に細菌培養同定検査が 実施された患者数(分子) |
広域スペクトル抗菌薬使用時の 細菌培養実施率 |
---|---|---|
896 | 689 | 76.90% |
血液培養検査を実施せずにむやみに広域抗菌薬を使用すると、耐性菌の発生や蔓延の原因になる可能性があります。原因菌の判明後は標的治療として狭域の抗菌薬へ変更を行うことで確実な効果が得られることから、抗菌薬適正使用を推進する取り組みが求められます。
本指標は適正な抗菌薬の使用状況を評価する指標となります。
本指標は適正な抗菌薬の使用状況を評価する指標となります。
転倒・転落発生率
退院患者の在院日数の総和 もしくは入院患者延べ数(分母) |
退院患者に発生した転倒・転落件数 (分子) |
転倒・転落発生率 |
---|---|---|
102,603 | 181 | 1.76‰ |
入院中の患者の転倒やベッドからの転落は少なくありません。原因としては、入院という環境の変化によるものや疾患そのもの、治療・手術などによる身体的なものなどさまざまなものがあります。
こうした事例分析から導かれた予防策を実施して転倒・転落発生リスクを低減していく取り組みが、転倒による傷害予防につながります。
こうした事例分析から導かれた予防策を実施して転倒・転落発生リスクを低減していく取り組みが、転倒による傷害予防につながります。
転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率
退院患者の在院日数の総和 もしくは入院患者延べ数(分母) |
退院患者に発生したインシデント 影響度分類レベル3b以上の 転倒・転落の発生件数(分子) |
転倒転落によるインシデント影響度 分類レベル3b以上の発生率 |
---|---|---|
– | – | – |
転倒・転落によって患者さんに傷害が発生した影響度分類が3b以上の損傷発生率となります。
※10人未満に場合は「-(ハイフン)」を表記
※10人未満に場合は「-(ハイフン)」を表記
手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率
全身麻酔手術で、 予防的抗菌薬投与が実施された 手術件数(分母) |
分母のうち、手術開始前 1時間以内に予防的抗菌薬が 投与開始された手術件数(分子) |
手術開始前1時間以内の 予防的抗菌薬投与率 |
---|---|---|
2,279 | 2,271 | 99.65% |
現在、細菌感染を起こしていないが、手術後の感染をできるだけ防ぐために、抗生物質をあらかじめ投与することを予防的抗菌薬投与といいます。
開胸、開腹手術等は、手術開始直前に抗菌薬を点滴などで投与することにより、手術後の感染を抑えることが期待されています。
開胸、開腹手術等は、手術開始直前に抗菌薬を点滴などで投与することにより、手術後の感染を抑えることが期待されています。
d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率
退院患者の在院日数の総和もしくは 除外条件に該当する患者を除いた 入院患者延べ数(分母) |
褥瘡(d2(真皮までの損傷)以上 の褥瘡)の発生患者数(分子) |
d2(真皮までの損傷)以上の 褥瘡発生率 |
---|---|---|
98,650 | 29 | 0.03% |
褥瘡は、看護ケアの質評価の重要な指標の1つとなっています。褥瘡は患者の QOL の低下をきたすとともに、感染を引き起こすなど治癒が長期に及ぶことによって、結果的に在院日数の長期化や医療費の増大にもつながります。そのため、褥瘡予防対策は、提供する医療の重要な項目の 1 つに捉えられています。
65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合
65歳以上の退院患者数 (分母) |
分母のうち、入院後48時間以内に 栄養アセスメントが実施された 患者数(分子) |
65歳以上の患者の入院早期の 栄養アセスメント実施割合 |
---|---|---|
5,892 | 4,293 | 72.86% |
早期に低栄養リスクを評価し適切な介入をすることで、在院日数の短縮、予後改善につながります。
身体的拘束の実施率
退院患者の在院日数の総和 (分母) |
分母のうち、身体的拘束日数の総和 (分子) |
身体的拘束の実施率 |
---|---|---|
102,603 | 15,071 | 14.69% |
身体的拘束は、制限の程度が強く、また、二次的な身体的障害を生じさせる可能性もあるため、代替方法が見出されるまでの間のやむを得ない処置として行われる行動の制限であり、できる限り早期に他の方法に切り替えるよう努めなければならないものとされています。
手術期の肺血栓塞栓症の予防行為の実施は、発生率を下げることに繋がります。