当院は平成18年度よりDPC対象病院です。
DPCとは Diagnosis Procedure Combination の略で、病名や診療内容について分類し、分類毎に入院1日当たりの費用を包括しています。
DPCは、国の方針である医療の標準化、効率化を目的としたものです。
ただし、下図のように手術などは出来高で計算されます。
正常分娩、労災、自賠責、歯科などは対象外です。また、外来医療費は従来の計算方法です。
新しい医療費の計算方法
ご不明な点などございましたら、1階患者相談窓口へお尋ねください。
DPCに関するQ&A
- すべての入院患者さんがこの制度の対象となるのですか?
- 患者さんの病名や診療内容によって分類された診断群分類のいずれかに、該当すると主治医が判断した場合に、DPCにより医療費を計算します。
病名がこの診断群分類のいずれにも該当しない場合や正常分娩、労災、自賠責、歯科、入院後24時間以内の死亡、生後7日以内の死亡は従来の計算方法となります。
- 投薬・注射はすべて包括となるのですか?
- 退院処方および手術当日の投薬・注射は出来高となります。
- 検査はすべて包括となるのですか?
- 内視鏡、病理検査、診断穿刺、検体採取、血管造影(選択的動脈カテーテル法)は出来高となります。
- 処置はすべて包括となるのですか?
- 1,000点以上の処置(肝癌のエタノール局所注入、食道圧迫止血チューブ挿入法、白血球除去療法、半肢以上のギプス包帯など)は出来高となります。
- 入院期間が長くなった場合はどうなりますか?
- 診断群分類ごとに特定入院期間(包括の期間)が定められています。これを超えた場合は出来高となります。このような患者さんは全体の5%となっています。
- 主病名以外の検査・治療は行えますか?
- 原則として行うことができません。
ただし、高血圧や糖尿病などの合併症の治療は継続して行います。
- 医療費の支払方法はどう変わるのですか?
- 自己負担金の支払方法は、従来の方法と基本的に変わりません。ただし、入院後病状の経過や治療の内容によって診断群分類が変更になった場合には、医療費が変動することとなるため、退院時等に、前月までの支払額との差額調整を行うことがあります。
- 高額療養費の扱いはどうなるのですか?
- 高額療養費制度の取扱いは従来と変わりません。