これから研修を始める医学生の皆様へ、指導医からのメッセージと先輩研修医の生の声をご紹介します。
Doctor’s Voice指導医の声

2024年6月よりセンター長に就任いたしました、髙石です。
この2年間で救急医療体制が刷新されました。常勤救急医2名、千葉大学救急部からの日中派遣等によって体制が強化されたため、月間の救急搬送件数が増加し様々な疾患の初期対応を経験できるようになりました。2024年11月には千葉医療圏としては民間初の地域医療支援病院としても認定され、ますます地域密着型の病院として発展していくことになります。多科にわたりcommon diseaseを診る機会に恵まれることは将来大変役に立つと思われます。また各科の指導医層も充実しており様々な手技を習得することが可能です。ぜひ見学にいらしてください。
Doctor’s Voice先輩研修医の声
Voice No.1
切磋琢磨しあう仲間に会えました内科について教えてください。
内科は様々な専門の先生と一緒に、入院患者さんを担当する制度。患者さんの病状を検討して主治医にプレゼンすると、病態の把握が足りない部分を指摘されることも多いです。反対に「そこには気付かなかった。一緒に診る先生が増えるのはいいことだね」と言っていただけた時は嬉しいですね。私達は外来がない分、より長く入院患者さんと接する時間を持てます。主治医の目の届かない部分までくまなく見て伝え、一緒に治療方針を考えることが仕事だと思っています。
研修医として働く際、大切にしていることはありますか?
何でも質問することです。医者としてスタートした今だからこそ、どんなことでも聞くチャンス! 上の先生は「そんなことも知らないの」と言いつつも「1年目だからしょうがないな」と教えてくださいます。 積極的に質問したり、自分から「患者さんを持たせてください」とお願いできるコミュニケーション力が重要だと実感しています。
病院はどんな雰囲気ですか?
周囲がみんな真面目なので、自分も自然と勉強する姿勢が身につきました。同期研修医とは「今日はこんなことを学んだ」「こんな薬を使った」と情報交換しますから、「私、遅れをとってない?」といい意味で焦ったり。 大変な時には助け合える、いい仲間に恵まれたと思います。
Voice No.2
1年目から様々な経験ができます当院を研修先に選んだ理由は?
ここで働いていた部活の先輩に勧めていただいたのが、きっかけです。見学の時、先輩研修医たちの雰囲気がとても良く、色々な話をしてくださったので決めました。 先輩研修医は学生の味方。何でも――それこそ上の先生には聞きにくいようなことも研修医に聞いておくと、入職後のミスマッチが少ないと思います。
外科の1日のスケジュールを教えてください。
朝は7時半頃から採血&入院患者さんの状態チェックを始め、8時過ぎのカンファレンスに備えます。8時半の回診では包帯交換やドレーンの処置を行い、9時から17時頃は病棟業務、救急当番、内視鏡、オペ等を日替わりで。 オペはローテート中に1~2回、執刀医を務める機会が必ずあります。17時過ぎに夕方のカンファレンスがあり、業務は終了。内視鏡に関しては色々とご指導いただき、健康な方の胃の観察は一通り任せていただけるようになりました。
これからの目標は?
現在は上の先生に相談し、フォローしていただきながらの診療なので、一人で判断し、一人で治療方針を決められるようになりたいです。将来は内科系の専門を考えています。 「ここだけは絶対負けない」と自信を持って言える専門を持ちたいと思っています。
出身大学
- 千葉大学
- 秋田大学
- 山形大学
- 福島県立医科大学
- 筑波大学
- 群馬大学
- 新潟大学
- 信州大学
- 岐阜大学
- 鳥取大学
- 島根大学
- 山口大学
- 愛媛大学
- 佐賀大学
- 宮崎大学
- 琉球大学
- 東邦大学
- 北里大学
- 埼玉医科大学
- 金沢医科大学 など
学会発表実績
2024年度 ※準備中
学会名 | タイトル | 発表時 年次 |
---|---|---|
第16回日本Acute Care Surgery学会学術集会 | ![]() 90歳以上の超高齢患者に対する外科的緊急手術についての検討 |
2年次 |
2023年度
学会名 | タイトル | 発表時 年次 |
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第269回日本循環器学会関東甲信越地方会 | CABG後にヘパリン起因性血小板減少症(HIT)を発症し、SVGが閉塞した1例 | 2年次 |
日本内科学会 第691回関東地方会 | 冠攣縮狭心症を合併したたこつぼ心筋症の一例 | 2年次 |
第85回日本臨床外科学会総会 | 後腹膜腫瘍を初発とし食道及び総肝動脈リンパ節に転移を認めた原発不明癌の1症例 | 2年次 |
第10回千葉若手大腸外科医の会 | 直腸・下行結腸多発癌に対して下腸間膜静脈を温存し2か所切除した一例 | 2年次 |
第1493回千葉医学会例会 千葉大学大学院医学研究院先端応用外科学 | 急性大動脈解離による小腸壊死に対し広範な小腸切除を施行し究明し得た一例 | 1年次 |
2022年度
学会名 | タイトル | 発表時 年次 |
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第77回日本消化器外科学会総会 | 大腸癌狭窄に対する大腸ステント留置の有用性と危険性 | 2年次 |
第8回誠馨会合同研修会 | 腰背部痛を主訴に来院し、生存中に診断確定しえなかった症例 | 2年次 |
第95回日本胃癌学会総会 | 高齢者胃癌の手術治療に関する検討 | 1年次 |
第59回日本腹部救急医学会総会 | 腹痛を契機に診断に至った後腹膜平滑筋腫の一例 | 1年次 |