ホクロやイボは小さいものであれば、炭酸ガスレーザーで取り除くことができます。炭酸ガスレーザーは、周囲組織への熱による損傷が比較的少なく、治療部位だけの組織を蒸散させる作用があります。組織周辺の血液は瞬間に凝固するので、ほとんど出血することなく施術できます。

炭酸ガスレーザーの特徴

• 水の吸収特性が高く生体組織に吸収されやすくなります。
• 周囲組織の熱損傷が少なく済みます。
• 出血が少なく、止血のコントロールが容易になります。

施術の流れ

1. 治療部位に麻酔をして、治療時の痛みを和らげます。
2. 除去部位に、レーザー光線をあてます。
3. 治療部位の細胞は、一瞬のうちに蒸散（破裂して飛び散る）します。さらに数回、色素がなくなるまで、目で確認しながら照射します。
4. 治療後かさぶたができた場合は、数日～1週間程度で剥がれます。治療箇所の大きさにより、テープで2～3日保護することがあります。治療直後は、赤みや陥没が目立ったりする場合があります。その後、3～6か月ほどで治療跡が目立たなくなります。
5. また、医師の指示の下、炎症止めや炎症後の色素沈着を防止するために美白剤を使用していただく場合があります。
6. アフターケアとして、日焼け防止のために、UVケアをしていただきます。

主なリスク、副作用等

• 出血や感染することがあります。
• 日焼けをしたりこすったりすると、色素沈着を生じ茶色くなることがあります。
• 手足背や指趾のいぼは、深く削るため治療後は穴があいたような傷になります。
• ほくろの治療後は穴があいたような傷になりますが、1週間前後で皮膚が再生します。
• ほくろの治療後は赤みや硬さがでることがあります。
• 完全に取りきれず再発する場合もあり、複数回の施術を要することがあります。

料金（税込）

〈イボ・ほくろ・しみ等除去〉CO2レーザー（イボ・ほくろ等）