千葉メディカルセンター 産科病棟

入院生活

お部屋

LDR室

LDR室とは、Labor(陣痛)Delivery(分娩)Recovery(回復)の略称で、その名前の通り陣痛が始まってから、お産をして、回復するまでの時間をひとつのお部屋で過ごせる場所のことを指します。

LDR室の大きなメリットとしては、陣痛室から分娩室に移動しなくて良い点です。陣痛がピークの中で分娩室に移動しなければならない流れはつらいものがありますが、LDR室であれば、LDR室のベッドの形が変わって分娩台となるため、負担が少ないです。

また、個室のため周りを気にせず、リラックスして分娩に臨むことができます。当院では、このようなLDR室を1部屋ご用意しています。ぜひ、ご利用ください。

産後のお部屋・個室

当院では個室は3部屋ご用意しています。電動ベッド、テレビ、冷蔵庫、ロッカー、セーフティボックスが完備されています。また、シャワールーム、トイレ、洗面台もついており、ゆったりと過ごせる環境が整っております。

産後のお部屋・大部屋

当院では大部屋をご用意しています。大部屋は4人部屋となっていますが、ベッドとベッドの間が木目調の壁で仕切られているため、相部屋ながらも個室感があり、プライバシーが保たれるようになっています。 また、個室と同様、電動ベッド、テレビ、冷蔵庫、ロッカー、セーフティボックスが完備されています。シャワールーム、トイレ、洗面台は共用です。

個室・LDR室のご利用

以下の特別環境室使用料が別途かかります。

個室 15,400円
LDR室 15,000円

当院は二次救急施設のため、他院からの救急搬送の受け入れを行っています。そのため、LDR室・個室利用の予約はできません。また、LDR室・個室をご希望されても、状況によってはご利用できない場合もありますのでご了承ください。

お食事とアメニティ

お食事

お産から授乳に向けて、お母さんの身体は普段よりたくさんの栄養を必要としています。そこで当院では、病院の患者様向けの食事とは異なった特別なお食事をご用意しております。 栄養バランスやカロリーが計算されており、アレルギーがある方にも対応しておりますので、安心してお召し上がりいただけます。(カロリー制限がある方は別献立となる場合があります)

朝はご飯に味噌汁、焼き魚、卵焼きなどの和朝食、またはサンドイッチやフレンチトーストにサラダ、スープ、ヨーグルトなどの洋朝食を提供しています。 お昼はパスタや焼きそばなどのライトミール中心、夜はビーフシチュー、ちらし寿司や天ぷら、酢豚などバラエティ豊かなメニューでお母さん方の生活を応援しています。 もちろん、季節のイベント時には特別メニューが出ることもあります。

アメニティ・お産セット

入院中のパジャマやタオル類は毎日配布しています。いざ入院、というときには、母子手帳や診察券、下着類、基礎化粧品など身の回りのわずかなものさえあれば、退院まで安心して過ごせます。

当院では急な入院に対応できるようお産セットというアメニティのセットをご用意しています。セット内容は以下の通りです。

セット内容

  • スリッパ
  • 歯ブラシ、コップのアメニティセット
  • マタニティガウン(分娩着)
  • 前開きショーツ2枚
  • 産前産後用ナプキン(S・M・L)
  • 骨盤ベルト
  • 乳頭保護用クリーム
  • 母乳パッド
  • 使い捨てガーゼ
  • ボックスティッシュ
  • 赤ちゃんのおしりふき

面会

セキュリティ

当院はセコムグループの提携病院であり、セキュリティ対策は万全です。
病棟に入る際には面会カードによる解錠が必要なのはもちろん、赤ちゃんの足には生まれてすぐにセキュリティタグが装着され、産科病棟から出ようとすると院内の防災センターに連絡される仕組みになっており、連れ去りを防止しています。複数のセキュリティ対策で、大切な赤ちゃんをお守りしています。

デイルーム

病棟外にデイルームをご用意しています。ご家族みなさまでゆっくり過ごすことができます。また、病棟の中に入れないご家族の方やご友人とも過ごしていただくことができます。

赤ちゃんとの生活

母子同室

当院では24時間母児同室制となっております。お母さんの体調や赤ちゃんの状態によっては赤ちゃんをお預かりする場合もありますが、基本的には産後1日目より、お母さんと赤ちゃんは一緒にお部屋で過ごします。 同室中はお母さんの希望をお聞きしながら、助産師が一緒に授乳スタイルを考えていきます。

最初は大変と感じることもあるかもしれませんが、退院後も不安なく子育てができるように、助産師がおひとりおひとりに丁寧に、繰り返し指導いたしますのでご安心ください。

未熟児室

当院は、総合病院の産婦人科であり、分娩中や生後の赤ちゃんの異常にも迅速に対応できるよう小児科医との連携を密に図っています。 出生した新生児は入院期間中に小児科医による診察を2回行います。そのほか、気になることがあった場合には随時診察を行っています。

赤ちゃんの状態によっては、保育器での治療や黄疸治療が必要な場合もありますが、その場合でも同じフロアの未熟児室にて治療を行っています。 そのため、当院では赤ちゃんにすぐに会いにいけますし、授乳も可能です。

スケジュール

経膣分娩の場合

  • 〈沐浴練習〉1回のみとさせていただいております。

帝王切開の場合