病院長挨拶

病院長

 例年よりも暖かく、穏やかな気候の年末年始であったことと思います。 お蔭さまで千葉メディカルセンターは、昨年12月に新病院開院1周年を迎えることができました。 地域の皆様、医療機関様、職員を始めとして当院に関わってくださっている全ての皆様に心より感謝申し上げます。

 さて、ここ数年来、メディアなどでも見聞きすることが増えている2025年問題と言われているものをご存知でしょうか。 今から10年後、日本では3人に1人が65歳以上、5人に1人が75歳以上という、かつて私たちが経験したことのない高齢社会を迎えます。 それに向けて、国や都道府県の指示で、医療・介護の分野における地域医療構想なるものの策定が進められています。 これまで“高齢化”というと地方の問題のように考えがちでした。 しかし、10年後に高齢者が急増するのは、むしろ都市部なのです。 例えば、千葉県の2010年の75歳以上人口はおよそ56万人でしたが、2025年には108万人と、ほぼ2倍になると推計されています。
 地域医療構想の中核をなす考え方は、「病床機能の分化」「連携」「地域包括ケア」であり、機能の分化した医療・介護・福祉機関が密接に連携、協力することによって、包括的に地域完結型医療を遂行するということです。 都道府県の医療計画に基づいて病院の病床機能は、高度急性期、一般急性期、回復期、慢性期に分けられつつあります。 当院は、高度急性期および一般急性期を担って参ります。 したがって、急性期治療が終了した患者さんには、別の医療機関等への移動をお願いすることも多くなるかと思います。 また、病状が安定した外来患者さんは、地域のクリニックや診療所へ紹介させて頂くことになります。 これらは地域医療構想に基づくものであることをご理解頂き、ご協力のほどお願い申し上げます。

 おかげさまで新病院での診療も2年目に入り、軌道に乗りつつあります。 あらためて、当院に関わって頂いた全ての方々に感謝申し上げます。 病院理念にあるように、今後よりいっそう、安全で質の高い医療を提供し信頼される病院となるべく職員一丸となって努力して参ります。 さらに、職員自らが、より安心して誇りをもって働ける職場作りも実現していきたいと考えています。 引き続き、皆様のご協力、ご指導、ご鞭撻をお願い申し上げます。

 皆様にとりまして本年が幸多き年となりますよう、お祈り申し上げます。

2016年1月

病院長景山雄介